Street

ショーウィンドウ

自業自得と言われてしまえはそれまでだが、弱っている時に限って誰もいなくなる。誰にも愛されない自分なのにそれでも人を好きにならなければならないのか。酒にもタバコにも逃げられず、写真にも疲れてしまって、それでも夜眠れないのは、まだ諦めきれない…

スコール

不案内な場所で不案内なラーメンを食べて、会計を済ませて店を出ようとすると、店員さんが雨宿りをしていって構わないと言う。窓の向こうはスコール。梅雨が明けて、また亜熱帯の季節がやってきたらしい。 雨が止むのを待っている間、冷たい水を飲み過ぎてし…

LOUIS VUITTON

まだ終わっていないのが不思議なぐらいだけど、立ち続けることができるなら、もう少し踏ん張ってみようか、もう少しがんばれそうな気がするから。

スーパー優優

なぜ誰も読まないブログなんか続けているのか。特段表現したいこともないけれども、なぜか離れてはいけないという感覚だけで残っている。

LAT.43°N

無為にインターネットを彷徨っていたらDreams Come Trueの曲が耳にとまった。それを何度も繰り返し聴いていたら、随分と切ない気分になったが、僕自身がこの曲のような感情をもったことななかったので随分と不思議だった。思い出したのは最近知り合った女の…

12月の赤レンガ倉庫

なにか食べるものを売っているみたいだったが、一人で食べてもつまらないので通り過ぎた。初詣の縁日のような風景だった。

銀杏の木

ある中国人女性に銀杏の葉を見せても知らなかった。「イチョウ」と呼ぶんだと言っても知らないという。他の中国人から「ギンナン」の木だと教えてもらってようやく理解していた。「だって葉っぱの名前を言われたってわからないもん」と北京語で言い訳をして…

プラタナス

プラタナスの木は思い出の風景。大切な人と歩いた道。

ルミネ前

昼の日がまぶしすぎる。 でも夜はもっと寂しすぎる。

木漏れ日

公園には幸せのヒントが沢山あるように思える。 それだけに、疎外された僕にとっては羨ましく辛い場所でもある。

空しかない

かつて東京には空がないとの賜った女がいたが、実を言えば秋の新宿には空しかない。正面を見ると息苦しさしか覚えないからひたすら上を向いて歩いているのだ。

歌舞伎町

僕を毎年苦しめているのが首筋のリンパ腺だということに気づいたのは、ここ数年のことだ。熱くなった額を抱えて僕はもう死ぬんだろうと思ってもう10年は経っている。本当にまともに生きていけるのだろうか、雑踏に紛れて不安しか残らない。

AKBがいる街角で

AKBの大きなポスターのある街角で僕は10年もの時間を錯覚しているように思えた。つまり、君とここに来たのではないかということで、ここで君の話すジェーン・エアの話を聞き流した記憶のことだ。君は多分白いコートを着ていて髪型もどうだったかさえ覚えて…