デジカメデータ
昼頃起きるとハードディスクから何やら音がしている。そこで再起動をしてみると随分と時間がかかるので、システムドライブが逝ってしまったかと思ったが、逝ってしまったのはデジカメのデータを保存していたセカンドドライブの方だった。
文章にしろ写真にしろそこに覚悟がなかったから、失ってしまったところで大した損失ではないんじゃないか。例えばそこに愛する家族とかが写っていたらどうだろう。果たしてちゃんとバックアップをとっていただろうかと考えてみると少し可笑しくなる。それでも自分の内面は写っていたのだろう。そういうものを僕は惜しげもなく毟り取り、捨ててしまっているような気がする。
最近は競馬で金を失うということをしている。誰かが人生は競馬の比喩と呼んだそうだがなんとなく納得ができるような気がする。
馬は走る。そこで誰が勝利するのだろうか。誰もが負けているのではないだろうか。胴元だけが勝っているじゃないかって、それでは詩にはならないからヤメておこうか。