六本木、けやき坂

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 クリスマスシーズンも終わり雨も降っていたので、けやき坂のイルミネーションを撮れるのではないかと三脚を担いで六本木に向かった。ちょうどイルミネーションを眺望できる場所には10人ほど人が固まっていたが、三脚を立てる頃には僕を含めて3人以外いなくなった。
 あとの2人はカップルだ。
 細い三脚を立てて何かをしている。上には一眼レフが載っているようだ。楽しそうだけど随分と時間がかかっている。シャッターチャンスを待っているわけでもないようだ。
 クリスマスを過ぎるとイルミネーションは随分と寂しくなり、ミッドタウンも、毛利庭園もすでに暗くなっていた。けやき坂も少し寂しくなったようだが、それでも木々のイルミネーションは残っていたので、10枚ぐらい写真を撮った。恐らく5分ぐらいか。準備と片づけに10分ほどかかったが、最近はライブビューなのでそれほど時間もかからない。
 片付けを終えても先ほどのカップルはまだ残っていた。あの細い三脚で何をしたいのだろうか。なぜそんなに時間がかかっているのだろうか。自分の持っている太い三脚を貸してやろうかと思うぐらいもたもたしている感じだったが、不安定だからこそ楽しいのだろうかとも思えた。一枚ぐらい良い写真がとれているだろう。まあ、最近のカメラなら三脚なしでも撮れないことはない。
 この日の六本木は仕事納めだったが少々寂しかった。2012年もあと少しで終わろうとしている。
 日比谷線の電光掲示板は、四ツ谷駅で人身事故があったことを伝えていた。