2018-11-04から1日間の記事一覧

断章十四

三島由紀夫の「翼」を読んだのは高校入試前の模擬試験問題だっただろうか。通学途中の電車で背中合わせで立つ高校生の男女が、お互いの背中に翼があることを予感しながら振り返ったら慕いあっていたいとこ同士で、という内容だったと思う。短編だったのに、…